2013年4月4日木曜日

極私的コンシューマゲームセレクション:第4回「あつまれ!ピニャータ」_1

■自由度の高い“キモカワ”系箱庭シミュレーション ■「スーパードンキーコング」などを制作したRareの作品  Xbox 360の「あつまれ!ピニャータ」は,イギリスのゲームスタジオ,Rareによる作品だ。古くはPCゲームの開発を行っていたが,1994年に任天堂のセカンドパーティとして,スーパーファミコン向けタイトル「スーパードンキーコング」を開発,その続編やNINTENDO64の「ゴールデンアイ007」「ブラストドーザー」などを世に送り出したメーカーである。 NINTENDO64は,プレイステーションやセガサターンなどと同世代に数えられるゲーム機だ。しかし,発売時期がほかの2機種より1年半以上遅かったことや,任天堂がNINTENDO64で取った“少数精鋭主義”により,サードパーティから発売されるタイトルが少なかったことなどが原因で,セールス的には振るわず,販売競争には勝利できなかった。 しかし,NINTENDO64では「スーパーマリオ64」「ゼルダの伝説 時のオカリナ」をはじめ,良伽圣骏ぅ去毪啶盲郡扔洃洡筏皮い搿>咛宓膜摔希趣松悉菠骏骏ぅ去毪韦郅弗芝楗攻去嫂`ザー」「ゴールデンアイ007」「ドンキーコング64」「バンジョーとカズーイの大冒険」などである。個人的に思い入れのあるNINTENDO64のタイトルは,マリオやゼルダを除けば,すべてRareが開発した作品だったりする。 これらのタイトルは,ビジュアル的には日本人好みとはいいがたいキャラクターが登場する,いわゆる“洋ゲー”的な匂いが満載ながら,プレイしてみるとその奥深さに感動したものだった。「ビジュアルで損をしているなあ」と,当時は感じたものである。 そんなRareだが,2002年に発売された,FF11 RMT,ゲームキューブ版「スターフォックスアドベンチャー」以後は,プラットフォームを任天堂製ハードからXbox/Xbox 360へと移すこととなる。Xboxで「コンカー:Live and Reloaded」,Xbox 360で「パーフェクトダーク ゼロ」などをリリースしているので,ご存じの読者もいるだろう。 ■きっかけはラジオ番組の「深夜の馬鹿力」■不思議な生き物“ピニャータ”が暮らす箱庭作りに夢中 そのRareが,2007年1月11日にXbox 360向けタイトルとしてリリースしたのが,今回紹介するあつまれ!ピニャータである。正直な話,筆者が本作に興味を持ったのは,ドラゴンクエスト10 RMT,発売後しばらく経ってからのことだった
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